2025年7月9日
KDDI株式会社
KDDIは2025年6月15日、京都府南丹市にある京都大学フィールド科学教育研究センター芦生研究林(注1)にて、生態系保全を目的としたボランティア活動を実施しました。今回で5回目となるこの活動は、初めての雨天の中、KDDIおよびグループ会社の社員とその家族32名が参加しました。
芦生研究林では、1990年代後半からニホンジカによる下層植生の過採食と生態系の変化が進行しています。それに対応して集水域全体を囲う大規模なシカ排除柵や小型柵を設置し、植生の回復に努めています。
KDDIは昨年度から取り組んでいる「外来種のツルニチニチソウの駆除」に取り組んでいます。ツルニチニチソウはヨーロッパ原産で乾燥や寒さに強く、毒性を持ちシカも食べないために分布域を拡大しています。つるを伸ばして広がり、その節々から根を張るため、葉や茎だけを取り除いても根が残っていると再び芽吹きます。そこで、在来植物の生態系を保全に向け、根ごと掘り出す作業を行い、除草しました。
活動後には、同センターの職員の案内で初めて芦生研究林のトロッコ軌道跡(注2)のトレッキングを行い、自然の豊かさを実感しました。
KDDIグループは、KDDI VISION 2030において「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」を掲げ、パートナーの皆さまとともに社会の持続的成長と企業価値の向上を目指すサステナビリティ経営を推進していきます。
<京都大学フィールド科学教育研究センター芦生研究林での集合写真>
<雨の中でのツルニチニチソウ駆除活動>
<活動前後の状態比較>
<京都大学フィールド科学研究センター
芦生研究林の場所>
KDDIは、事業と社会の持続的成長を実現していく上で、豊かな自然環境を守ることが必要不可欠であると考えており、その実現のため中長期の環境保全計画「KDDI GREEN PLAN」を掲げています。本件も生物多様性の保全に向けた取組みの1つです。
KDDI GREEN PLANの詳細はこちら(中長期の環境保全計画「KDDI GREEN PLAN」を策定)をご参照ください。