2024年12月6日
KDDI株式会社
KDDIは2024年11月9日、グループ会社社員を含む44名による天王山での森林保全活動を実施しました。本活動は、2008年より大山崎町(京都府乙訓郡)および地元のボランティア団体「椿あじさいを植え育てる会」にご協力いただき実施しています。
この活動は、天王山の森林環境を改善することを目指して、放置竹林の間伐や立ち枯れ木、倒木の処理を行っています。また、生物多様性の一環として間伐した竹や木をチップにして蓄え、カブトムシが自然産卵する場所を設置、育成しています。育成した幼虫は、毎年、地元の保育施設へ寄贈(注)して、成虫になるまで育ててもらっています。
<天王山山頂近くの活動場所での集合写真>
今回の活動は、下層植生の環境改善を目指して山肌に陽の光が届くよう放置竹林にて約80本の竹を間伐しました。間伐した竹は運び易い長さに切断して、斜面に数メートル間隔で並んだ参加者が手渡しで運び出しました。なお、今年になってカブトムシの産卵・育成場がイノシシに壊されてしまったため、運んだ竹の一部はその補修に使用しました。残った竹は、今後の産卵に向けて、来春に粉砕機を使って竹チップにして産卵・育成場に補充する予定です。
KDDIグループは、KDDI VISION 2030において「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」を掲げ、パートナーの皆さまとともに社会の持続的成長と企業価値の向上を目指すサステナビリティ経営を推進していきます。
KDDIは、事業と社会の持続的成長を実現していく上で、豊かな自然環境を守ることが必要不可欠であると考えており、その実現のため中長期の環境保全計画「KDDI GREEN PLAN」を掲げています。本キャンペーンは生物多様性の形成に向けた取組みの1つです。
KDDI GREEN PLANの詳細はこちらをご参照ください。
<放置竹林での間伐作業>
<小学生による間伐した竹の切断作業>
<手渡しによる斜面での竹の運び出し作業>
<カブトムシ産卵&育成場の補修のために間伐した竹を運ぶ小学生>
<イノシシに壊されたカブトムシ産卵&育成場>
<補修により現状復帰できたカブトムシ産卵&育成場
(左奥側が今夏、産卵された幼虫を育成する枠、右手前の空の枠が来春の竹チップ補充用)>