オフサイトコーポレートPPAを提供するクリーンエナジーコネクトに出資

2024年4月4日

KDDI株式会社

KDDIは、環境課題に取り組むスタートアップ企業への出資を行うKDDI Green Partners Fund（運営者：SBIインベストメント株式会社）を通じて、法人向けにオフサイトコーポレートPPAサービス（注1）によるCO2削減を推進する株式会社クリーンエナジーコネクト（所在地：東京都千代田区、代表取締役：内田 鉄平、以下 CEC）に出資（以下 本出資）しました。

KDDIは本出資を通じて、法人向けの脱炭素ソリューションを展開する株式会社エナリス（以下 エナリス）とともに、脱炭素に取り組むお客さまに対して、共同でのオフサイトコーポレートPPAサービスの提供や、エナリスのエネルギー・プラットフォームを基盤とするVPP（バーチャル・パワー・プラント）（注2）およびブロックチェーン技術と、CECのグリーン電力ソリューションを活用した再生可能エネルギーの導入拡大に繋がるサービスの共創を目指します。

CECは、脱炭素経営企業・RE100（注3）参加企業などのお客さまにとって最適なグリーン電力の導入計画立案から実行支援、そして導入後の効果検証および目標達成までのグリーン電力ソリューションをスピーディーかつ柔軟にワンストップで提供する会社です。RE100参加企業を中心に、多くの大手企業の脱炭素・RE100の目標達成をサポートしており、将来は、太陽光発電に蓄電池や風力発電などを組み合わせることにより、24時間365日での再生可能エネルギー利用率向上を進めています。今後、KDDIの通信、IoT技術や、エナリスのVPP、ブロックチェーン技術を活用することで、お客さまの脱炭素、RE100の目標達成のために、具体的かつ実効的な取り組みを進めます。

KDDI Green Partners Fundでは、財務的リターンだけではなく、社会的・環境的なポジティブインパクトをもたらす「インパクト投資」を推進しています。本出資を検討する際、GLIN Impact Capital（注4）がアドバイザーとして、CECの事業が生み出す社会的・環境的なインパクトを評価しました。CECの事業が再生可能エネルギーの導入拡大や地域のレジリエンスに寄与し、脱炭素社会の実現に貢献しうることを確認できたため、本出資に至りました。

KDDIグループは、「KDDI VISION 2030」において「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」を掲げています。パートナーの皆さまと共に、社会の持続的成長と企業価値の向上を目指すサステナビリティ経営を推進していきます。

• 注1）

  再生可能エネルギー発電事業者が、企業や自治体などの電力需要家に対して、需要家の敷地や建物から離れた発電設備で発電した再エネ電力を送電線ネットワークを介して需要家に長期で供給する契約方式を指します。

• 注2）

  電力ユーザーの敷地内にある蓄電池などの分散電源をまとめて制御し、そこで生まれた電力を束ねてあたかも一つの発電所のように活用する仕組みのことです。

• 注3）

  企業が事業活動で使用する電力を100％再生可能エネルギーで賄うことを目標に掲げる国際的なイニシアチブ。全世界で400社以上が加盟（2024年3月31日時点）、KDDIグループは2023年7月6日にRE100に加盟しています。

• 注4）

  「経済成長と共に自律的に社会課題が解決される社会の実現」をミッションとして活動している、インパクト／ESGの企業変革支援を実施するプロフェッショナルファームです。

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