京都大学芦生研究林にて森林保全ボランティア活動を実施

2023年8月31日

KDDI株式会社

KDDIは2023年7月29日、京都大学フィールド科学教育研究センター芦生研究林（京都府南丹市）で、生態系保全を目的とした森林保全ボランティア活動を実施しました。3回目となる今回の活動には、KDDIおよびグループ会社の社員とその家族34名が参加しました。

芦生研究林では1990年代後半より、ニホンジカによる下層植生の過採食と生態系の改変が進行したことから、集水域全体を囲う大規模シカ排除柵2基と、多数の小型柵を設置して、植生の回復に努めています。

今回の活動では、新たなシカ排除柵の設置に取り組みました。設置作業は、植物保全を行うエリアの周囲150mにポールを建て、ネットで囲う作業を3班に分かれて行いました。ネット張り付け完了後は、全員でネットの裾にペグを打ち、地面に固定して、新しいシカ排除柵を完成させました。

また、当日は京都府自然環境保全課から担当者2名が「企業と連携した生態系保全活動事例」の視察に来られ、「非常に素晴らしい取り組みで、今後の植生回復が期待される」とご評価いただきました。

活動後、芦生研究林の象徴である樹齢数百年ともいわれる巨大なカツラの木の周囲を散策して、木の放つ偉大な存在感に癒され、参加者一同、多様で豊かな森林の保全に貢献したことを実感して帰路に着きました。

KDDIグループは、KDDI VISION 2030において「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」を掲げ、パートナーの皆さまとともに社会の持続的成長と企業価値の向上を目指すサステナビリティ経営を推進していきます。

（参考）

京都大学フィールド科学教育研究センター芦生研究林

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