2023年5月22日
KDDI株式会社
KDDIは2023年4月27日、自然関連財務情報開示タスクフォース (Taskforce on Nature-related Financial Disclosures、以下 TNFD) (注1) の理念に賛同し、その活動を支援するTNFDフォーラム (注2) に加盟しました。今後はTNFDの情報開示フレームワークに基づき、KDDIの事業と自然資本の関係性 (依存度と影響) やリスクと機会の整理を行い、TNFDが推奨する「ガバナンス」「戦略」「リスクと影響の管理」「指標と目標」の4つの視点から積極的な情報開示を進めていきます。
<TNFDフォーラムロゴ>
TNFDは、自然関連のリスクと機会が企業の財務に与える影響を開示する枠組みを定める国際組織です。企業や金融機関に対して自然資本に関する情報開示を促し、世界の資金の流れを自然環境にとって負の影響を与える結果から良い影響をもたらす方向に移行させることを目指しています。TNFDは2023年9月に情報開示フレームワークの最終版の公開を予定しており、今後、自然資本や生物多様性に関する企業の情報開示が進んでいく見込みです。
TNFDフォーラムは、多岐にわたる分野の専門知識を有する企業・政府機関・学術機関などで構成され、情報開示フレームワークの策定に向けた支援やTNFDに関連する情報の共有などを行っています。
KDDIは、生物多様性保全への貢献を多角的に捉えるため「KDDI 生物多様性保全の行動指針」を策定し、「事業活動における保全の実践」「関係組織との連携・協力」「資源循環の推進」の3つを掲げ、活動を推進してきました。KDDIは、自然資本や生物多様性をはじめとする社会課題をリスクとして捉えるだけでなく、5GやIoTなどを活用したKDDIならではの強みを生かし、課題解決を図っていきます。