自転車ながらスマホを防ぐオンライン授業キットを無償提供

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2022年4月6日

KDDI株式会社

KDDIは2022年4月6日から、自転車に乗りながらスマートフォンを操作する「自転車ながらスマホ」の危険性をオンラインで体験できる「自転車ながらスマホを防ぐオンライン授業キット」(以下 本授業キット) の無償提供を開始します。
本授業キットは、「自転車ながらスマホ」による周囲への注意力低下を模擬体験できる学習教材です。社会課題となっている「自転車ながらスマホ」の防止を目的にKDDIが制作しました。自転車乗車中の交通事故が多い高校生 (該当項目へジャンプします注1) を中心に、全国の学校の授業でご利用いただけるよう、無償で提供していきます。

<北豊島高等学校で実施された本授業キットを活用したトライアル授業>

■背景

「自転車ながらスマホ」を経験したことがある方の約2割は事故の経験 (事故になりそうな場合も含む) があり (該当項目へジャンプします注2)、「自転車ながらスマホ」の撲滅は喫緊の課題です。
KDDIが、2019年3月19日から提供している「自転車ながらスマホを防ぐVR授業キット」(該当項目へジャンプします注3) は、生徒が学校に登校して専用デバイスを生徒同士で共用する授業スタイルでした。
新型コロナウイルス感染症が拡大する中、『登校による移動と専用デバイスの共用をなくして、オンライン授業でも「自転車ながらスマホ」の危険性を生徒に学んでもらいたい』という先生からの要望がありました。

■本授業キットについて

  • 生徒は、パソコンなどで自転車乗車時の視線動画を視聴します。視線動画には自転車乗車中の注意すべき場面に注意マークが表示されます。
  • パソコンの目の前にスマートフォンを準備し、専用チャットツールでメッセージのやり取りをしながら、視線動画に映る注意マークをカウントします。メッセージのやり取りにより注意マークのカウント数が減少し、通常の自転車乗車時と比べ「自転車ながらスマホ」によって周囲への注意力がどの程度低下するのかを疑似体験することができます。
  • 先生は本授業キット活用により通常のオンライン授業を実施する要領で簡単に授業を実施可能です。生徒はリアルに近い体験を通じて「自転車ながらスマホ」の危険性や問題点を自発的に考えることが可能です。

体験イメージ動画は新規ウィンドウが開きますこちら

本授業キットをお申し込みの方は新規ウィンドウが開きますこちら (該当項目へジャンプします注4)。

本授業キットのイメージ

<本授業キットのイメージ>

2022年3月14日、東京都の北豊島高等学校にて本授業キットを活用したトライアル授業を実施しました。受講した生徒からは「スマホを使う時は、一旦止まってから画面を見ようと思った」という声や、先生からは「授業後の生徒たちの反応が良く、今後も本教材を使用していきたい」という声をいただきました。

KDDIは今後も、「自転車安全・安心プロジェクト」(該当項目へジャンプします注5) の展開を通じて、安全・安心なスマホ利用の啓発活動を行っていきます。

詳細は、別紙をご参照ください。


<別紙>

■本授業キットの詳細

1. 提供内容

  • (1)
    授業進行マニュアル (PDF)
  • (2)
    「スライドムービー」のダウンロードURL
  • (3)
    「ながらスマホ リスクシミュレーター体験」で使用するWebアプリのダウンロード用QRコード
  • (4)
    生徒配布用 授業まとめシート (PDF)
  • (5)
    生徒配布用 授業アンケート (PDF)

2. 授業内容

項目時間内容
導入 5分 授業の趣旨、進行概要を説明
スライドムービー 10分 ながらスマホに関する社会課題を学ぶ動画の視聴
ながらスマホ
リスクシミュレーター体験
25分 自転車ながらスマホの体験、体験内容の検証
まとめ 10分 授業の総括、アンケート
  • (1)
    スライドムービー
    4部構成の動画で、「ながらスマホ」の実態と事故事例、自転車走行中の危険性、高額賠償への備えの必要性などを学ぶことができます。
    第1部 スマホの普及と課題
    第2部 ながらスマホの事故
    第3部 ながらスマホの実証実験結果
    第4部 まとめと対策
  • (2)
    ながらスマホ リスクシミュレーター体験
    スマートフォンの専用チャットアプリと自転車乗車時の視線動画を用いて、通常の自転車乗車時と比較し「自転車ながらスマホ」による注意力低下を疑似体験することができます。専用チャットツールはQRコードを読み込むと利用可能です。

■自転車安全・安心プロジェクトについて

KDDIは2017年9月から、自転車ながらスマホの撲滅、高額賠償の備えに関する意識向上を図るため、さまざまな活動を実施しています。

自転車安全・安心プロジェクト第1弾は新規ウィンドウが開きますこちら

自転車安全・安心プロジェクト第2弾は新規ウィンドウが開きますこちら

自転車安全・安心プロジェクト第3弾は新規ウィンドウが開きますこちら

■KDDIの取り組みについて

KDDIは、これからも事業を通じてさまざまな社会課題の解決に取り組み続けるという決意をこめ、2030年を見据えたKDDIのSDGs「新規ウィンドウが開きますKDDI Sustainable Action~私たちの『つなぐチカラ』は、未来のためにある~」を策定しました。このたびの取り組みは、「暮らしをつなぐ~次世代の育成~」に該当します。


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