「KDDI IoTアクセス」「グローバルIoTアクセス」、生成AIでのサービス影響分析が可能に

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2024年7月17日

KDDI株式会社

KDDIは2024年7月17日から、WAKONX (注) のNetwork Layerにおいて、KDDIのグループ会社である株式会社ソラコム (本社: 東京都港区、代表取締役社長: 玉川憲、以下 ソラコム) が提供する、生成AIを用いて自然言語で問い合わせするとサービス影響を分析できる機能「SORACOM Query Intelligence」(以下 本機能) と、IoTネットワークサービス「新規ウィンドウが開きますKDDI IoTアクセス」「新規ウィンドウが開きますグローバルIoTアクセス」を連携 (以下 本連携) し、先進技術の検証目的の利用を受け付け開始します。
本連携により、専門知識がないお客さまでも、対話型かつ直感的に、自社のサービスや運用への影響調査が可能となります。
KDDIは今後も、WAKONXのNetwork Layerを通じて、ネットワーク利活用に必要な保守・運用業務を、KDDIの24時間365日保守・運用体制で支援するほか、AIによる業務効率化および高度化したネットワーク運用基盤を提供します。

■背景

  • IoTを活用するお客さまは、無線強度が不安定な端末やSIMの異常動作 (本来移動しないはずのデバイスが移動したなど) の際に自社のサービスや運用への影響を調査する必要がありました。
  • また、このような調査には通信事業者のログ情報などを基にした複雑なデータ解析が必要であり、調査・実施は専門知識を有した通信事業者人財に限られていました。

■本連携について

1. 概要

  • 「KDDI IoTアクセス」「グローバルIoTアクセス」をご利用中のお客さまが、自然言語でIoT回線サービスの影響やお客さまが蓄積したデータに関する問い合わせをすると、その結果をテキストや図表で受け取ることができます。
  • お客さまは、データの照会や検索を実行でき、さらに他のユーザーデータと統合することにより、高度な管理や解析を行うことが可能になります。

2. 活用例

  • 「接続・切断の頻度が高いSIMを一覧表示してください」と質問することで、接続が不安定なデバイスをリストアップし、原因の特定や対策の検討に役立てられます。
  • グローバルIoTアクセスにて「特定のキャリアに接続した履歴のあるSIMを地図上に表示してください」と質問すれば、特定のキャリアに接続できず、別のキャリアの組み合わせが必要なエリアのレポートを生成するなど、IoTシステム管理者の分析やトラブルシューティング業務をサポートします。

KDDIは2024年5月から、お客さまの事業成長・社会課題解決へ貢献するため、AI時代の新たなビジネスプラットフォーム「WAKONX (ワコンクロス)」を始動しました。本機能をWAKONXのNetwork Layerを通じて提供することで、生成AIを活用したDXおよびIoT導入を加速し、日本のデジタル化のスピードアップを推進します。

■WAKONXについて

WAKONXは、KDDI VISION 2030「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」の実現に向け、日本のデジタル化をスピードアップするというコンセプトから生まれたブランドであり、機能群を有するAI時代のビジネスプラットフォームです。WAKONXを通じて、最適化したネットワークの設計・構築から、大規模計算基盤による企業間データの蓄積・融合・分析を行います。
また、AIが組み込まれたサービスやソリューションを各業界に最適化して提供することで、法人のお客さまの事業成長と社会課題の解決を支援していきます。

■株式会社ソラコム プレスリリース

新規ウィンドウが開きますhttps://soracom.com/ja/news/category/press

■お問い合わせ

KDDI 法人営業担当者または法人お客さまセンターへご連絡ください。

<法人お客さまセンター>
フリーコール0077-7007 (無料)
フリーコール0120-921-919 (無料)
受付時間: 9:00~18:00 (土・日・祝日・年末年始を除く)

WAKONX


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