KDDI マネージドセキュリティサービス、生成AIによる要約レポートの自動作成機能を追加 ~WAKONXを通じて、生成AI活用によるデジタル化を加速~

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2024年6月4日

KDDI株式会社

KDDIは2024年6月4日から、WAKONX (ワコンクロス) (注) を構成するサービスとして、セキュリティログの監視・通知・対処を行う「新規ウィンドウが開きますKDDI マネージドセキュリティサービス (以下 本サービス)」に、生成AIを活用してセキュリティ要約レポートを自動作成する機能 (以下 本機能) を標準機能として追加します。
本サービスは、複数のセキュリティサービスから収集される膨大なログに対し、1つの基盤で自動分析することでインシデント発生の早期検知、セキュリティアナリストによる分析・アドバイスを受けられるサービスです。
本機能の追加により、セキュリティサービスのアラートの状況や傾向が可視化されるほか、生成AIが自動作成したアラート情報の要約レポートが提供可能になり、セキュリティ対策の迅速化・効率化を支援します。

KDDIは2024年5月から、お客さまの事業成長・社会課題解決へ貢献するため、AI時代の新たなビジネスプラットフォーム「WAKONX (ワコンクロス)」を始動しました。今後も、WAKONXを通じて、日本のデジタル化のスピードアップを推進します。

KDDI マネージドセキュリティサービス

<サービスの提供イメージ>

■背景

  • 近年、企業のデジタル化が進み、テレワークが一般化しており、オフィス外から機密情報やシステムへのアクセスが増えることによるセキュリティリスクが増加しています。また、標的型攻撃・ランサムウェア攻撃などのサイバー攻撃も増加しており、セキュリティ対策の重要性が高まっています。一方で、対策を行うためには専門的な知識が求められ、管理・運用には多くの時間や手間を要します。
  • KDDIは2021年10月から、セキュアなリモートワーク環境の構築に向けて本サービスを提供してきましたが、「ログデータだけでなくセキュリティのアラート状況や傾向を知りたい」「社内向けのセキュリティ報告資料作成に手間がかかる」などの声をいただき、本機能の提供に至りました。

■本機能の特長

  • 本機能は「KDDI マネージドセキュリティサービス」の標準機能です。
  • KDDIのグループ会社であるフライウィールが提供するデータ活用プラットフォーム「Conata」が、複数のセキュリティサービスから収集される膨大なログを分析し、アラート状況を可視化します。また、アラート状況の要約レポートを生成AIが自動作成します。
  • アラート状況や要約レポートは、お客さま任意のタイミングでダウンロード可能です。アラート状況の要点を明確化することで、セキュリティリスクの傾向・状況などの現状把握と、改善策の検討を支援します。

<要約レポートのイメージ>

本サービスの対象サービスであるクラウドストライク合同会社とゼットスケーラー株式会社は、本機能の追加について次のように述べています。

クラウドストライク合同会社 代表執行役員社長 尾羽沢 功氏
「KDDIは、クラウドストライクのパートナーとして、2022年よりCrowdStrike Falcon Platformの取り扱いを開始いただきました。同社のKDDIマネージドセキュリティサービスの対象として、監視・運用サービスを提供いただき、同サービス対象モジュールも順次拡張いただいております。この度の生成AIによる要約レポートの自動作成機能の追加により、お客さまの管理・運用の時間や手間がさらに削減されることを期待しています。」

ゼットスケーラー株式会社 代表取締役 エリアバイスプレジデント 金田博之氏
「KDDIは、Zscalerのパートナーとして、2019年より当社の取り扱いを開始いただき、同社のKDDIマネージドセキュリティサービスの対象として、監視・運用サービスを提供していただいております。2024年にはZscaler Lite (TM) として中小企業向けのサービスとして適応領域を順次拡張いただいております。この度の先進的なAIの採用により、さらなるKDDIのお客さまへの価値向上が期待され、Zscalerがその一助になることを大変嬉しく思います。」

■「KDDI マネージドセキュリティサービス」について

  • KDDIのログ分析基盤とラックのノウハウが入った自動分析エンジンを活用し、お客さまのゼロトラスト環境に必要なセキュリティ監視・運用を提供するサービスです。「CrowdStrike Falcon」「Zscaler」「Cisco Umbrella」「Microsoft Defender for Endpoint」を利用されている法人のお客さま向けに提供しています。
  • ログの分析基盤、セキュリティ人材、運用スキル・ノウハウをトータルでご利用いただけるため、お客さまは新しいセキュリティ監視システムや人的リソースの準備をすることなく、ゼロトラストセキュリティの導入が可能です。

■提供開始日

2024月6月4日

■提供料金

KDDI 法人営業担当者または、法人お客さまセンターにご連絡ください。

「KDDI マネージドセキュリティサービス」の詳細は、以下のKDDI法人ウェブサイトをご参照ください。

新規ウィンドウが開きますKDDI マネージドセキュリティサービス

■お問い合わせ

KDDI 法人営業担当者または法人お客さまセンターまでお問い合わせください。

<法人お客さまセンター>
フリーコール0077-7007 (無料)
フリーコール0120-921-919 (無料)
受付時間: 9:00~18:00 (土・日・祝日・年末年始を除く)

(参考)

■Conataについて

フライウィールのデータ活用プラットフォームConataは、企業がデータ活用に必要となる環境をワンストップで提供可能で、個人情報やプライバシーを最大限保護した安全性に優れたプラットフォームです。

■WAKONXについて

KDDIは、KDDI VISION 2030「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」の実現に向けて、日本のデジタル化をスピードアップすることを目指した新しいブランドであり、機能群を有するAI時代のビジネスプラットフォームであるWAKONXを始動しました。
WAKONXを通じて、最適化したネットワークの設計・構築から、大規模計算基盤による企業間データの蓄積・融合・分析を行います。また、各業界に最適化したAIサービスやソリューションを提供することで、法人のお客さまの事業成長と社会課題の解決を支援していきます。

WAKONX


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