2022年8月31日
KDDI株式会社
KDDIは2022年8月31日から、複数のクラウドサービス間でのデータ共用により企業のマルチクラウド活用を支援するクラウドストレージサービス「Zadara (ザダーラ) Cloud Storage」西日本サイト (以下 本サービス) を提供開始します。
既に提供済みの東日本サイトとあわせて本サービスをリモートミラーリング (注1) することで冗長化し、災害や障害時に備えたDR対策・BCP対策を実現します。
<サービスイメージ>
■背景
- マルチクラウドやハイブリッドクラウドの拡大により、企業のデータが複数の環境に分散される中、自然災害やシステム障害などの緊急時に備えたDR対策やBCP対策として、システムを冗長化することが重要です。
- DR対策やBCP対策により、企業は災害時でも安定した事業活動を継続でき、企業の社会的責任 (CSR) を果たすことにつながります。
■本サービスについて
- 東日本サイトと西日本サイトを、リモートミラーリングで構成することにより、ストレージに集約して保存されたデータの複製を作成し、東日本サイトと西日本サイト間でストレージの地理的冗長化を実現します。東日本サイトが被災した際にリモートミラーリングを停止し、サイトを切り替えることで西日本サイトでの利用が可能となります。西日本サイトが被災した場合も同様です。
- リモートミラーリング専用に設置したネットワークの利用が可能であり、お客さまのネットワークと帯域には負荷を与えることなくミラーリングを構成します。リモートミラーリングで使用するネットワークは無償提供します。
KDDIは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、"社会の持続的な成長に貢献する会社"として、法人のお客さまのビジネスに貢献し、新しい体験価値を創造していきます。
詳細は、別紙ご参照ください。
Zadara Cloud Storage
<別紙>
■本サービスについて
1. 特長
(1) 拡張性の高いストレージをオンデマンドに提供
- Zadara (注2) は、グローバルで銀行をはじめとした金融機関や政府機関など含む250社、300以上のデータセンターにおいて、エンタープライズ向けストレージサービスを高品質で提供・運用している実績があります。
- 1つのストレージ上で、一般的に利用されるプロトコル (ブロックストレージ、ファイルストレージ、オブジェクトストレージ) をいずれもご利用可能です。
(2) 高いストレージ性能とセキュリティ
- ZadaraのVirtual Private Storage Array技術により、オンプレミスサーバーのようにSSD・HDDを物理的に専有で利用することができるため、エンタープライズ基準の性能・セキュリティを担保した形でご利用いただけます。
(3) KDDI提供サービスによるセキュリティ・運用品質の向上
- ストレージへのデータの送受信経路として、閉域ネットワークサービスであるKDDI WVS/WVS 2 (注3) との接続を標準としているため、データを保管するストレージだけでなく、送受信するデータ自体も第三者からの不正アクセスを防ぎ、安心してご利用いただけます。
- お客さまからの障害・お問い合わせ窓口として、KDDIのクラウド運用窓口をご用意し、24時間365日で対応します。
2. 提供開始日
2022年8月31日
3. 提供料金
KDDI 法人営業担当者または法人お客さまセンターにお問い合わせください。
4. お問い合わせ
KDDI 法人営業担当者または法人お客さまセンターまでご連絡ください。
<法人お客さまセンター>
0077-7007 (無料)
0120-921-919 (無料)
受付時間: 9:00~18:00 (土・日・祝日・年末年始を除く)