2021年11月19日
KDDI株式会社
KDDIは、日本マイクロソフト株式会社 (以下 マイクロソフト) との関係を強化し、マイクロソフトのクラウドサービスを契約から運用管理までワンストップで支援する体制を2021年11月4日に構築 (以下 本体制構築) しました。KDDIは、法人企業のゼロトラスト移行をより強力に推進・支援するための「マネージド ゼロトラスト」(注1) 戦略を掲げており、本体制構築もその一環となります。
<マネージド ゼロトラストにおけるソリューション提供イメージ: セキュアPCモデル>
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を契機に、社員の働き方に自由な選択肢を与え、どのような働き方に対しても同じ生産性が出せるように、社内ITシステム、オフィス環境を再構築していくことが求められています。このような環境下で、Microsoft 365やMicrosoft Azureなどのマイクロソフトのクラウサービスのニーズは高まっています。このたびの本体制構築により、法人のお客さまの課題解決をサポートしていきます。
また、KDDIはマイクロソフトのクラウドサービスのライセンスプログラムについて、これまでの「Cloud Solution Provider: CSP」に加え、新たに「Licensing Solution Partner: LSP」としての認定をマイクロソフトから受けました。これにより、大企業層を中心とした幅広いお客さまに最適なマイクロソフト製品、サービスの契約・調達、導入・構築の支援が可能となり、デバイスおよびネットワーク環境、統合的な運用管理までワンストップで提供する本体制構築を実現しました。
本体制構築について、日本マイクロソフト株式会社 パートナー事業本部 パートナー技術統括本部 業務執行役員 統括本部長 佐藤久 氏は次のように述べています。
「日本マイクロソフトは、KDDI株式会社様によるマイクロソフトのクラウドサービスを活用したソリューションサービスの展開を心より歓迎いたします。従業員一人一人が最適な働き方を選択し、会社の会議室がオフィスとリモートワークをつなぐコラボレーションの場となる『ハイブリッドワーク』の実現において、ゼロトラスト環境と安全なデバイスが必要です。
本サービスは、KDDI様が自社のゼロトラスト環境の構築にマイクロソフトのクラウドサービスを活用された経験やノウハウに基づき、大企業から中小規模の法人企業まで幅広い層のお客さまに安全なIT環境を提供できると期待しております。
これからも日本マイクロソフトはKDDI様との連携を強化し、お客さまの『ハイブリッドワーク』をご支援するサービスや、5Gなどの最先端のテクノロジーを活用したソリューションなど、お客さまのデジタルトランスフォーメーションの推進に貢献するソリューションを提供してまいります。」
KDDIは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、"社会の持続的な成長に貢献する会社"として、今後も法人のお客さまの新しい体験価値を創造していきます。
KDDIでは、「Microsoft Defender for Endpoint」を監視対象とした「KDDI マネージドセキュリティサービス」を2021年10月1日より開始しています。セキュリティ監視サービスにおいて豊富な実績と高い評価を受けるラックとの合弁会社であるKDDIデジタルセキュリティのアナリストにて、ログ分析・インシデント対応サポートをご提供することでマイクロソフトのクラウドサービスをより効果的にご利用いただくことが可能となります。KDDIはセキュリティ人財育成の取り組みも強化しており、2024年までにセキュリティエンジニア100名の育成を目指し、マイクロソフトのセキュリティコンピテンシーのGOLD (注8) 取得を目指します。
<KDDI マネージドセキュリティサービス>
また、グループ会社のアイレット株式会社 (以下「iret」) は、これまでに培ったクラウド導入・運用およびシステム開発などのノウハウを活かし、Microsoft Azureにおいてもお客さまを強力に支援します。また、提供範囲をMicrosoft 365へも今後拡大し、お客さまのマイクロソフト製品背品の導入から運用まで、ワンストップでの提供を目指します。