2021年7月26日
KDDI株式会社
KDDIは、2021年7月25日より法人のお客さま向けデバイス管理サービス『KDDI Smart Mobile Safety Manager』(以下SMSM) において、機能拡張・追加・改善を伴うバージョンアップを行います。
新バージョンはver.9.11.0となります。
1. 機能拡張・追加・改善について
○管理サイト
- CSVによる機器一括削除
CSVによる機器一括削除機能を追加いたします。
これまで管理サイト上で機器を複数選択し削除することができましたが、削除対象の機器が多い場合、1台ずつ削除指定が必要でしたが、本機能をご利用いただくことで、登録されている機器全台の一括削除も可能となります。
- アプリレポート (簡易版)
抽出条件、出力項目を簡素化したアプリケーションレポート機能を追加いたします。
これにより、抽出条件をパッケージ名検索とOS絞り込みの2点のみとし、かつ出力項目を必要最低限にすることで、レポート出力にかかる時間を大幅に削減ができます。
- オプションパッケージ不具合対応
ブラウザから管理コンソールを操作する際、複数のタブから、機器やユーザーに対して同じパッケージを重複して設定・保存できてしまう不具合に対応しました。
これにより、同じパッケージを重複して保存しようとした場合、エラーが表示され、保存ができないようになります。
○iOS向け
- AppStoreアプリ自動バージョンアップ機能拡充
アプリケーション配信およびアプリカタログによるアプリケーション配布において、これまで自動バージョンアップを行うことができなかった特定アプリケーションのバージョンアップに対応しました。
これにより、バージョン番号に英字が含まれているアプリケーションなどに見られる、アプリケーション内部バージョンとApp Store上の表示バージョンが異なっているアプリケーションの自動バージョンアップが可能となります。
- App Configurationへプレースホルダー追加
App Configuration設定セット作成の簡略化を目的とした機能を追加しました。
これにより、ユーザー情報、シリアル番号を動的に設定できるようになり、App Configurationの設定セットをユーザーごとに作成する必要がなくなります。
- コンテンツフィルタへプラグイン項目追加
コンテンツフィルタ設定を拡充し、サードパーティのフィルタリング機能をOSレベルで適用・運用させるための機能を追加しました。
これにより、Apple Configurator2を利用せず管理サイト上で同等のことが可能になります。
- Wi-Fi設定へランダムMACアドレス無効化項目追加
MACアドレスを利用するサービスにおいて、iOS/iPadOS 14.0以降の端末のMACアドレスランダム値を無効化する機能を追加しました。
これにより、Apple Configurator無しで設定作成、一括配布、設定をOFFにすることが可能になります。
- アプリカタログ強制アップデート
アプリカタログにおいて端末利用ユーザーからバージョンアップを実行する機能を追加しました。
これにより、カタログ上のアプリケーションのバージョンアップ通知が遅延する問題が発生した際の回避手段としてご利用いただけます。
- iOS Exchange設定へ先進認証項目追加
iOS機器のExchange設定における「先進認証」項目に対応しました。
これにより、管理画面からExchange Onlineの先進認証情報の配信が可能となります。
「先進認証」とは、Oauth2.0に基づいてユーザー名とアクセストークンを使ったセキュリティの高い認証方式です。
- データ取り扱い表示の説明文修正
初回起動時に表示される「データの取り扱いについて」の説明ポップアップに、Appleのポリシーに準拠する旨の文言を追加しました。
○Android (TM) 向け
- DOMセキュリティ設定項目修正
Android向け [セキュリティ設定] の項目について、以下4点の対応を行いました。
- 設定項目を追加
- 古い設定項目を削除
- 一部の設定項目名および設定値名を変更
- より設定項目を探しやすくするため、カテゴリ分けした上でデザインを表形式へ変更
- Android Enterprise アプリケーション配信設定 仕様改善
Android Enterprise アプリケーション配信設定において、空白を含む設定を保存した際にバリデーションエラーを表示させるように改修しました。
- AndroidエージェントのAndroid 11 (API30) 向け最適化
Android エージェントを、Android 11 (API30) 向けに最適化します。
- 4G LTE SMSM AntiVirusのバージョンアップ
基本プラン向けウィルス対策のSMSM AntiVirusと同様のバージョン (ver.2.5.2.1019) に更新します。
○Windows (R) 向け
- システムセキュリティWindows10 (20H1) 対応
Windows向け [システムセキュリティ] > [Windows Update] の設定をWindows 10 2004 (20H1) 以降の端末に行った際、設定に失敗するケースがありました。このため、設定を行う仕組みの変更および設定項目の追加を行いました。
- KBIアクセス制御不具合対応
KDDI Business IDのSMSM連携デバイス制限機能を利用し、各クラウドサービスへのログインを制限している場合の不具合に対応いたしました。
これにより、OneDriveアプリおよび従来版Cisco Webex MeetingsアプリにおいてはInternet Explorerダイアログが表示されるので許可をしていただくことでシングル・サインオンできるようになります。
- BitLocker暗号化実施に関する不具合対応
特定の条件下において、SMSMによるBitLocker暗号化実施後にOSが起動できなくなる不具合を改修いたしました。
- ARM版Windowsサポート開始
ARM版Windowsのサポートを開始します。
これにより、ARM版Windows端末でもSMSMにて管理していただくことが可能になります。
○その他 対応内容
<法人お客さまセンター>
0077-7051 (無料)
0800-777-7051 (無料)
受付時間 平日: 9:00~18:00 (年末年始を除く)