KDDIの広域イントラネットサービスにクラウド型ファイアウォールサービス「Prisma (R) Access」との閉域接続を追加 ~閉域接続と「Prisma Access」の高機能なセキュリティにより、安全なインターネット接続環境を実現~

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2020年12月16日

KDDI株式会社

KDDIは、「KDDI Wide Area Virtual Switch」(以下 KDDI WVS) と「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」(以下 KDDI WVS 2) に、サイバーセキュリティのリーダー企業であるパロアルトネットワークス株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役会長兼社長: アリイ・ヒロシ、以下 パロアルトネットワークス) とMSSP契約を締結し、同社が提供するクラウド型ファイアウォールサービス「Prisma (R) Access」と閉域接続する「Prisma Access for Clean Pipe」を追加し、2020年12月16日から申し込み受け付けを開始します。

<サービス構成図>

■背景

  • 企業において、SaaS型サービスの導入が拡大するなか、アクセス手段となる社内からのインターネットアクセスも増加しています。SaaS型サービス利用時は、通信の機密性の維持のためSSL暗号化通信が中心となりますが、SSL復号化機能による通信内容の検査がなければ、アンチウィルス機能などのセキュリティ機能が効きにくいという課題があります。
  • オンプレミス型のセキュリティ製品に対し、クラウド型のセキュリティサービスは、アップデートが常に自動で適用されるため、最新のセキュリティ機能を利用でき、新たな脅威に対する高い即時対応性を備えています。また、SSL復号化機能など、SaaS型サービスの新しいアプリケーションにも対応した柔軟性も備え、高い導入効果が見込まれています。一方で、全拠点にインターネット回線とIPsecなどを追加導入する必要があり、初期投資や維持コストが課題となっています。

■「Prisma Access for Clean Pipe」について

  • 「Prisma Access」は、オンプレミス型のセキュリティ製品では導入が難しいSSL復号化機能とサンドボックス機能に加え、従来よりも約3倍高速なウィルス検知のパターンファイル更新で、さらに強力なセキュリティチェックを実現したクラウド型のファイアウォールサービスです。
  • KDDI WVS・KDDI WVS 2と「Prisma Access」をイントラネット上で直結させる「Prisma Access for Clean Pipe」により、全拠点へのIPsecなどの追加導入せずに、コストを抑えて「Prisma Access」を導入することが可能になります。

パロアルトネットワークスの代表取締役会長兼社長アリイ・ヒロシは次のように述べています。
「このたび、KDDIの広域イントラネットサービスとPrisma Accessの閉域接続が開始されることを大変うれしく思います。新型コロナウィルス感染拡大防止策の一環としてテレワークが推進される中、ネットワークセキュリティに求められるものが根本から変わってきています。パロアルトネットワークスのPrisma Accessは、新しい働き方にシフトするための、安全なインターネットアクセスとセキュリティサービスを提供します。」

KDDIは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、"社会の持続的な成長に貢献する会社"として、法人のお客さまのビジネスに貢献し、新しい体験価値を創造していきます。

詳細は別紙をご参照ください。

新規ウィンドウが開きますKDDI Wide Area Virtual Switch

新規ウィンドウが開きますKDDI Wide Area Virtual Switch 2


<別紙>

■「Prisma Access for Clean Pipe」について

1. 概要

  • 「Prisma Access」は、仮想化された次世代ファイアウォールを占有型としてお客さまに提供します。KDDI WVS 2との閉域接続区間からインターネットまでの間をネットワーク帯域占有型 (100Mbps/200Mbps/300Mbps/500Mbps/1Gbps) としてご利用いただけます。
  • 「Prisma Access」は、次世代ファイアウォールによるL7レベルの通信可視化機能により、アプリケーションごとに通信状況を可視化し、リスクの高い通信を一目で把握・制御することできます。
  • セキュリティ関連機能として、SSL復号化機能、サンドボックス機能、侵入防御機能 (IPS)、アンチウィルス、アンチスパイウェア (C&C)、URLフィルタリング、DNSフィルタリング、SaaS可視化・制御などを利用できます。

主なセキュリティ関連機能

SSL通信復号化 SSLで暗号化された通信を解読し、アプリケーション識別および脅威が含まれていないかを判別する機能。
サンドボックス機能 (Wildfire (未知のマルウェア対策)) 未知のマルウェアをクラウド上のサンドボックスで解析し、マルウェアであれば、シグネチャを自動生成・配信する機能。
SaaS可視化・制御 SaaSの通信状況の可視化、許可していないSaaSの利用禁止、企業用アカウントのSaaSのみアクセス許可などの通信制御機能。(個人利用のSaaSは企業からのアクセスを拒否可能)

2. 提供料金

KDDI 法人営業担当者または法人お客さまセンターにご連絡ください。

3. 受け付け開始日

2020年12月16日

4. お問い合わせ先

KDDI 法人営業担当者または法人お客さまセンターにご連絡ください。

<法人お客さまセンター>
フリーコール 0077-7051 (無料)
フリーコール 0800-777-7051 (無料)
受付時間: 9:00~18:00 (土・日・祝日・年末年始を除く)

  • Prismaは米国およびその他の国におけるPalo Alto Networksの商標です。

  • この記事に記載された情報は、掲載日時点のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。