リモート環境から社内システムへ安全に接続するクラウド型セキュリティサービス「Zscaler Private Access」を提供開始 ~ゼロトラストを取り入れたネットワークで、働き方のDXをサポート~

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2020年7月17日

KDDI株式会社
KDDIデジタルセキュリティ株式会社

KDDIとKDDIデジタルセキュリティ (以下 KDS) は、自宅や外出先などのリモート環境から社内ネットワーク上で管理するシステムへ安全に接続するクラウド型セキュリティサービス「Zscaler (TM) Private Access (TM)」(以下 ZPA (TM)) を2020年7月17日から提供開始します。

<「Zscaler」サービスイメージ>

■背景

  • 新型コロナウイルス感染症の影響によるテレワークの利用などが増加する一方で、オフィス内での業務を前提にしたネットワーク構成により、テレワークのための通信回線、VPN設備、セキュリティ機器のトラフィック対策など、ネットワークの維持・管理にかかるコストや業務負荷も増加しています。
  • さらに、クラウドサービスの利用拡大や、オフィス、自宅、サード・プレイス (第三の場所) など、働く場所のボーダーレス化の進展により、個人と会社の境界が曖昧になるなか、働く場所や利用するネットワークによらず、セキュリティを確保する必要が生じています。

■「Zscaler Private Access」の提供について

  • KDDIとKDSは、2019年6月から「Zscaler with KDDI」の国内提供を開始 (注1) し、インターネット上のクラウドサービスへのセキュアなアクセスを実現する「Zscaler Internet Access (TM)」(以下 ZIA (TM)) を提供しています。
  • このたび、アクセス場所やネットワークを問わず、VPNを使用せずに、社内で管理するIaaSやデータセンターなどのシステムに接続することができるZPAの提供を開始しました。社外から社内システムへのアクセスを、SaaS型サービスなどの社外管理アプリと同様の基準で管理することで、アクセス場所を問わずセキュリティポリシーを統一できるだけでなく、VPN構築費用の削減など、さまざまな運用コストの削減が可能となります。
  • さらに、ZIAとZPAを組み合わせて導入することで、ゼロトラスト (注2) の一要素である、あらゆる場所、どのネットワークからでも同一のアクセスポリシーに基づきセキュアに接続することが可能になり、企業の働き方のDXをサポートします。

なお、「Zscaler with KDDI」のサービス名称を「Zscaler」に変更するとともに、ZIAについては、「Zscaler Internet Access設定代行オプション」を新たに追加します。これにより、ZIAのユーザー追加やセキュリティポリシーの変更などの運用業務負荷が削減できます。

KDDIとKDSは、「Zscaler」の提供を通じて、「通信とライフデザインの融合」を推進し、"社会の持続的な成長に貢献する会社"として、法人のお客さまのビジネスに貢献し、新しい体験価値を創造していきます。

詳細は、別紙をご参照ください。

新規ウィンドウが開きます「Zscaler」について


<別紙>

■サービス名称の変更について

2020年7月17日から、以下の通りサービス名称を変更します。

<変更前>:「Zscaler with KDDI」

<変更後>:「Zscaler」

■「Zscaler Private Access」について

1. 概要

ZPAは、VPNなどのネットワーク機器を設置することなく、外出先や自宅から、社内システムやクラウドサービスへセキュアにアクセスできるリモートワーク環境を構築する機能です。一般的なVPN機器の代わりに、仮想コネクタを用いてクラウド上にネットワークを構成し、シンプルかつ柔軟にリモートアクセスに対応します。

2. 特長

  • (1)

    きめ細かいアクセス設定

    認証機能を提供するZPA Service Edge (注3) により、社内アプリやプライベートクラウド上のアプリケーションへのアクセスを制御できます。これにより、ユーザー単位から組織単位まで、さまざまな単位でのアクセスをコントロールすることができます。
  • (2)

    セキュアなリモートアクセスの実現と利用状況監視

    「Zscaler-APP」をデバイスにインストールすることで、ユーザーの端末側からのアクセスを仲介することができます。TLS 1.2接続によるセキュアなリモートアクセスを実現します。
    また、リアルタイムにユーザーの利用状況を確認することができます。
  • (3)

    仮想コネクターでのクラウド連携

    お客さまがご利用されているパブリッククラウドサービスのアプリケーションサーバーの前段に、仮想コネクターである「Z-CONNECTOR」を配置することで、「Zscaler」とTLS 1.2で暗号化通信することが可能です。アプリケーションを外部に公開されないようにすることで、DDoS攻撃の防止に貢献します。

3. 提供料金

KDDI 法人営業担当者または法人お客さまセンターにお問い合わせください。

4. 提供開始日

2020年7月17日

■「Zscaler Internet Access設定代行オプション」について

1. 概要

お客さまのZIA運用業務を、Zscaler日本語サポート窓口にて代行します。

2. 設定代行メニュー

  • (1)

    Basicメニュー

対応時間 平日9:00~17:00
主な作業内容
  • ユーザーアカウント設定作業
  • URLフィルタリング設定作業
  • クラウドアプリコントロール設定作業
  • (2)

    Advancedメニュー

対応時間 24時間365日
主な作業内容
  • ユーザーアカウント設定作業
  • URLフィルタリング設定作業
  • クラウドアプリコントロール設定作業
  • PAC編集作業
  • 各種作業における緊急対応

3. 提供料金

KDDI 法人営業担当者または法人お客さまセンターにお問い合わせください。

4. 提供開始日

2020年7月17日

■お問い合わせ

KDDI 法人営業担当者または法人お客さまセンターにご連絡ください。

<法人お客さまセンター>
フリーコール 0077-7051 (無料)
フリーコール 0800-777-7051 (無料)
受付時間: 9:00~18:00 (土・日・祝日・年末年始を除く)


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