2016年3月28日
KDDI株式会社
KDDIは、法人のお客さま向けクラウドサービス「KDDI クラウドプラットフォームサービス (以下、KCPS)」において、米国公認会計士協会 (AICPA: American Institute of CPAs) が定める米国保証業務基準第16号 (以下: SSAE16) 及び国際保証業務基準3402 (以下: ISAE3402) (注1) に準拠したサービス・オーガニゼーション・コントロール1 (SOC 1: Service Organization Controls 1) Type2報告書、さらに、米国保証業務基準AT101 (注2) に基づくサービス・オーガニゼーション・コントロール2 (SOC 2: Service Organization Controls 2) Type1報告書を2016年3月に受領しました。
クラウドサービスの利用が拡がる一方、提供事業者が管理するサービス提供部分のセキュリティ面を不安視する声も近年急速に増えています。SOC1 Type2に加え、「セキュリティ」および「可用性」の評価基準に関するSOC2 Type1の報告書を受領したことで、お客さまの重要なシステム基盤として、より安心してKCPSをご利用いただけます。
「SOC1 Type2報告書」は内部統制のデザイン・適用の妥当性や運用状況の有効性を評価する独立した第三者による審査保証報告書です。
「SOC2 Type1報告書」は受託会社の財務報告目的以外の内部統制を評価する独立した第三者による審査保証報告書です。今回受領した報告書は、一時点における「セキュリティ」および「可用性」の規準に関する「Type1 報告書」です。今後は一定期間における「セキュリティ」および「可用性」の規準に関する「Type2 報告書」の受領に向けた取り組みを積極的に検討していきます。
KDDI クラウドプラットフォームサービス (注3)
Service Organization Control (SOC) 報告書とは、重要な準拠統制および目標をKCPSがどのように達成したかを実証する、独立した第三者による審査報告書です。この報告書の目的は、オペレーションと準拠をサポートするよう確立されたKCPS統制を、お客さまおよびお客さまの監査人が容易に把握できるようにすることです。詳細は下記の表を参照ください。
KDDIが提供するSOC1、SOC2の報告書について
SOC1 | SOC2 | |
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報告書の主題 | 業務委託会社の財務報告に係る業務委託会社の内部統制を対象とした報告書 | 業務受託会社のセキュリティ、可用性、処理のインテグリティ、機密保持、またはプライバシーを主題としたコンプライアンスや業務運営の内部統制についての報告書 |
検証の基準 | SSAE16、ISAE3402 | AT101 |
報告書の構成 | Type1: 受託業務に係るシステムの記述、並びに内部統制のデザインの適切性に関する報告書 Type2: 受託業務に係るシステムの記述、並びに内部統制のデザインの適切性及び運用状況の有効性に関する報告書 (内部統制のテスト手続及びテスト結果を含む) |
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報告書の主目的 | 財務報告に係る内部統制に関連する可能性があるKCPSの統制環境について、顧客に情報を提供すること 財務報告に係る内部統制 (ICOFR) の有効性に関する評価および意見について、顧客とその監査人に情報を提供すること |
システムのセキュリティに関連するKCPSの統制環境について、KCPSに対するニーズのある顧客およびユーザーに独立した評価を提供すること |
報告書の主な確認者 | 顧客管理及びその監査人 | KCPSに対するニーズのあるユーザー |
2016年3月28日より請求を受け付けます。
KDDI営業担当者、またはKDDI法人お客さまセンターまでお問い合わせください。
<法人お客さまセンター>
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