2018年6月27日
KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 高橋 誠、以下 KDDI) は、XR技術を用いた取り組みとして、ハウステンボス株式会社 (本社: 長崎県佐世保市、代表取締役社長: 澤田 秀雄、以下 ハウステンボス) にて2018年7月1日からオープンする、日本初となる屋外ウォークスルー型AR (拡張現実) シューティングアトラクション「JURASSIC ISLAND (ジュラシックアイランド)」の企画、および開発に協力しました (注)。なお、本アトラクションはKDDIによる初のARシューティングゲームの開発事例となります。
また、2018年7月20日からauスマートパス会員向けに「JURASSIC ISLANDオープンキャンペーン」を実施し、ハウステンボスの1DAYパスポートを100名さまにプレゼントします。
「JURASSIC ISLAND」は、2018年7月1日よりオープンする、ハウステンボスが面する大村湾の無人島 (長崎県西海市) を舞台にした、美しい自然の中を冒険する新たな施設です。「JURASSIC ISLAND」は、ARスコープが装着されたライフル型の"銃"を手に森林の中を探検しながら、ARスコープ越しに現れるリアルな肉食恐竜に挑み、ARシューティングゲームが楽しめるアトラクションです。特殊な"銃"と最新のAR技術の融合により、驚くほどリアルな恐竜の世界に入り込むことが可能です。
<「JURASSIC ISLAND」イメージ>
KDDIは、本アトラクションにおいて、屋外でのARシューティングゲームの開発に協力し、アプリケーションや、ハードウェア、ネットワーク含めてトータルでサポートしています。スマートフォンのAR技術を活用し、ARエンジンにて無人島の地面を把握し実景と恐竜の合成処理をおこなっています。各プレイヤーの位置はGPSとデジタルコンパスにて取得し、データ通信により恐竜の出現位置とプレイ状況・ゲームシナリオ進行をコントロールサーバーにて制御しています。
また、GPSとコンパスの連動により、探索中に恐竜出現ポイントを矢印でナビゲーションするアシスト機能を搭載。恐竜に近づくと警告アラート音も徐々に変化し、どこに潜むかわからない恐竜の発見をサポートします。
<舞台となる大村湾の無人島>
<ARシューティングゲーム構成図>
<プレイイメージ>
<ARスコープ付きライフル型"銃">
KDDIとハウステンボスでは、コンシューマサービス分野におけるパートナーシップについて、MOU (覚書) を締結し、ドローンやXR技術など、新技術を活用したコンシューマ向けの新たな体験価値の提供に向け、実証実験やサービス検討を進めてきました。
両社では、パートナーシップの取り組みの第1弾として、2017年2月17日から2017年2月19日に、ハウステンボスと一般社団法人日本ドローンレース協会が開催する、日本初の夜間ドローンレース「ジャパン・ドローン・チャンピオンシップ in ハウステンボス」を開催しました。また、2017年12月18日、19日の2日間にわたり、KDDIが取り組んでいるスタートアップアクセラレータプログラム「KDDI ∞ Labo」の運営ノウハウを活用し、モバイル通信ネットワークを利用する「スマートドローン」をテーマとしたアイデアソンを開催しました。
第2弾として、2017年3月4日にオープンしたVRの館に、次世代コミュニケ―ションをイメージしたコンテンツ「Linked-door」を常設しています。
第3弾として、2017年12月15日より、VRゴーグル自動販売機の実証実験を開始しました。
本取り組みは、これらに続く第4弾の取り組みとなります。
KDDIは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、"ワクワクを提案し続ける会社"として、XR技術を活用したビジネスモデルを創出し、パートナー企業とともに、お客さまの幅広い生活シーンにて、新しい体験価値を創造していきます。
参考
TIME&SPACE
「AR技術で恐竜を倒すハウステンボス『ジュラシックアイランド』船で40分の無人島へGO」
電気・ガス・水道等の設備の無い無人島でお楽しみいただける体験型アトラクションです。
詳細はホームページよりご確認ください。
<注釈一覧>