2018年3月15日
KDDIは、China Mobile International (中国)、Chunghwa Telecom (台湾)、Chuan Wei (カンボジア)、Facebook (米国)、SK Broadband (韓国)、Singtel (シンガポール) およびVNPT (ベトナム) と、日本とシンガポール間のアジア地域11拠点を接続する光海底ケーブル「Southeast Asia-Japan 2 Cable」(以下 SJC2) を共同で建設することに合意し、建設保守協定を締結しました。また、日本電気株式会社 (本社: 東京都港区、代表取締役執行役員社長兼CEO: 新野 隆、以下 NEC) とSJC2のシステム供給契約を締結しました。
「SJC2」は、日本とシンガポールを直接接続し、韓国、中国本土、台湾、香港、ベトナム、カンボジア、タイに分岐する、総延長約10,500kmの光海底ケーブルです。最新のDWDM (注1) 技術を利用し、設計容量は144Tbps (テラビットパーセコンド) (注2) で、2020年中の完成を予定しています。
日本側は、2016年6月運用開始のFASTERと同様に千葉県南房総市および三重県志摩市の2ヶ所に陸揚げすることで、東西に2分散した拠点から、米国向けに加えて、アジア向けの接続を強靭化し災害対策を強化することにより、より安定的な国際通信サービスを提供していきます。
「SJC2」は主要データセンターまでシームレスに接続できるよう、シンガポールと香港においてケーブル陸揚局からデータセンターまでの回線も合わせて手配する予定です。
KDDIは、「SJC2」への出資を通じて、動画視聴やクラウド利用、IoTの活用など今後ますます増加することが予想されるアジア、太平洋域における通信需要に対応し、これまで以上に信頼性の高い通信サービスを提供していきます。