2018年2月22日
KDDIは、2018年2月、Qualcomm Incorporated (本社: 米カリフォルニア州サンディエゴ、CEO: スティーブ・モレンコフ) の子会社Qualcomm Technologies, Inc.、ラッカスネットワークス (本社: 米カリフォルニア州サニーベル、社長: ダン・ラビノヴィッツ)、シャープ株式会社 (本社: 大阪府、代表取締役社長: 戴正呉) と共に、国際標準技術である公衆無線LAN向けの認証プログラム「Wi-Fi CERTIFIED Vantage (TM) (注1)」に基づく品質改善技術のフィールドトライアルを東京都渋谷区にある「au Wi-Fi SPOT」の一部エリアで実施し、世界で初めて成功しました。
現在、訪日外国人の増加、イベントにおけるトラフィックの急増、災害時のWi-Fi無料開放など、公衆無線LANが混雑するシーンが増えており、KDDIはお客さまにストレスなく公衆無線LANをご利用いただくための対策を継続的に実施しています。
その一環としてWi-Fi Alliance (注2) の国際標準化活動に参加しており、今回実証した品質改善技術の仕様策定や業界への普及活動についても2014年当初から参画し貢献してきました。
今回実証した品質改善技術は、混雑時の通信効率を改善する技術、電波が不安定な状況において接続しない技術、公衆無線LANへの接続時間を短縮する技術の三要素から構成される技術で、フィールドトライアルの結果、30%の通信効率改善、最大10倍の接続速度向上効果が得られることを実証しました。
KDDIは、今回のフィールドトライアルの結果も踏まえ、現在ご提供中の「au Wi-Fi SPOT」サービスをより快適にご利用いただくため、将来の「Wi-Fi CERTIFIED Vantage」の商用導入を検討するほか、さらなる品質向上に向けて取り組んでいきます。
参考URL: Wi-Fi Alliance Vantage Programについて