2018年1月29日
2018年6月4日 (更新)
KDDIは、2018年1月29日より、法人のお客さま向けに、3GPP標準規格のLTE-M (Cat.M1) に対応した、IoT利用に最適な超小型のLTE-M通信モジュール「KYW01」の提供を開始します。
「KYW01」の提供開始に伴い、国内初 (注1) となるセルラーLPWA通信サービス「KDDI IoT通信サービス LPWA (LTE-M)」(注2) と、デバイス・通信モジュールを遠隔で管理可能な「KDDI IoTクラウド デバイス管理」をご利用いただけるようになります。
LTE-M (Cat.M1) は、携帯電話網を活用し、省電力かつ広域なエリアカバレッジを特長とする3GPPリリース13に基づくLTE標準規格です。低消費電力技術のeDRX (extended Discontinuous Reception) とPSM (Power Saving Mode)、広域なエリアカバレッジを可能とするカバレッジ拡張技術 (Coverage Enhancement) が特徴で、「KYW01」もこれらの技術に対応しています。
これによって、単三電池2本分の電源で10年以上の駆動 (注3) や、LTEの通信エリアに加えて山間部や建物の奥などのエリアでも通信が可能になります。
さらに、「KYW01」では、通信モジュールの簡素化と独自のセラミック基板技術により、1円玉大の超小型化を実現しました。
電池による長時間駆動と小型化が可能となることで、ガス、水道などのスマートメーター、物流やウェアラブルなど、多種多様な分野でIoTを活用できるようになることが見込まれます。また、携帯電話網の利用により、安定した通信が期待でき、対応端末があればお客さまによるゲートウェイ機器の設置も不要です。
KDDIは、今後も、IoT通信からデータ活用サービスまでのトータルソリューションを提供し、お客さまの本業に貢献するとともに、様々なパートナーと共に、安心・安全で便利な社会を目指してまいります。
詳細は、別紙をご参照ください。
製品名 (型番) | KYW01 |
---|---|
サイズ | 約20 x 20 x 3.7 (mm) |
重量 | 約3.1g |
通信方式 | LTE-M |
通信速度 | 下り: 最大1Mbps (注8) 上り: 最大1Mbps (注8) |
動作保証温度 | -30℃ ~ +70℃ |
電源電圧 | 3.3V ~ 4.2V |
消費電流 | PSMスリープ時: 23μA (注4) eDRXスリープ時: 0.9mA (注4) 通常待受け時: 1.7mA (注5) 最大送信出力時: 196mA (注6) (2018年6月4日更新) |
アンテナコネクタ | LGA Pinに内包 |
外部インターフェース | 155 pad LGA |
バスインターフェース | UART |
対応機能 | データ通信機能、位置測位機能 (GPS/GLONASS)、PSM、eDRX、カバレッジ拡張、KDDI IoTクラウド デバイス管理、SIMセキュリティ機能 など |
オープン価格
「KDDI IoT通信サービス LPWA (LTE-M)」(注2) の専用料金プラン「LPWA10」「LPWA100」「LPWA500」をお選びいただけ、最も安くなるケースで1回線あたり月額40円 (注7) の低価格でご利用いただけます。
2018年1月29日
KDDI 営業担当またはモジュールサポートセンターにご連絡ください。
<モジュールサポートセンター>
0800-700-7016 (無料)