2017年12月25日
アクサ生命保険株式会社 (本社: 東京都港区、代表執行役社長兼CEO ニック・レーン、以下「アクサ生命」) とKDDI 株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 田中 孝司、以下「KDDI」) は、医療分野における課題解決を目的に、ITと医療を組み合わせたヘルステックの共同研究ならびにヘルスケアサービスの協業を開始します。
<ヘルステックの共同研究>
アクサ生命が40年以上にわたり医療保障分野で培ってきた経験やグローバルな保険グループとして培ってきた知見やノウハウと、KDDIが通信分野で培った豊富なソリューションサービスを提供するノウハウやIoT、位置情報ビックデータなどさまざまなデータ分析に関する知見を融合し、ヘルステックの共同研究を行います。
<ヘルスケアサービスの協業>
健康経営の普及啓発活動を進めるアクサ生命は一部地域で「アクサ メディカルコーディネーションサービス」を導入しています。
「アクサ メディカルコーディネーションサービス」は、がんや生活習慣病の早期発見・早期治療を目的としたプログラムです。健康診断受診や疾病の早期治療をサポートすることで、お客さまが早期に疾病から回復することをサポートすると同時に、自治体や健保組合が負担している医療費の削減も目指しています。本プログラムにKDDIが提供する自宅でできる血液検査サービス「スマホdeドック」を組み込むことによって、お客さまは自宅で簡易に血液検査を行っていただけるようになります。
今後、両社は健康診断の受診率向上や生活習慣の改善など医療分野における課題解決を目的として、自治体や医療機関と連携しながら、ヘルスケアサービスの協業を進めていきます。さらに、協業により得られたヘルスデータを活用することで、新たなサービスや商品の開発など、社会的価値の高い事業を共同で推進していきます。
アクサ生命は、社会保障制度を補完する生命保険会社としての社会的使命を果たし、お客さまの生涯に寄り添う「パートナー」として、保険商品による経済的サポートにとどまらず、お客さまの健やかで幸せな生活をお守りするアドバイスやサービスの開発・強化に取り組んでいます。
KDDIは通信事業を通じて培った豊富な経験と経営資源を活かし、ヘルスケアサービスを強化していきます。
今後、アクサ生命とKDDIは、両社がコアビジネスで培った知見とネットワークを活かし、ヘルステックの共同研究ならびにヘルスケアサービスの協業を通じて、医療分野における社会的課題の解決に取り組んでいきます。
<<参考>>当事会社の概要
【アクサ生命保険株式会社】
所在地: 東京都港区白金一丁目17番3号 NBFプラチナタワー
代表取締役: ニック・レーン
事業内容: 生命保険業
資本金: 85,000百万円
設立年月日: 1994年7月 (旧アクサ生命保険株式会社の設立)
URL: https://www.axa.co.jp/
【KDDI株式会社】
所在地: 東京都千代田区飯田橋3丁目10番10号
代表取締役: 田中 孝司
事業内容: 電気通信事業
資本金: 141,852百万円
設立年月日: 1984年6月
URL: http://www.kddi.com/
<<参考>>「アクサ メディカルコーディネーションサービス」について
「アクサ メディカルコーディネーションサービス」は、アクサの保険契約者・被保険者の内、ご加入いただいたお客さまに対してコールセンターから定期健診の受診勧奨コール等を実施し、また、定期健診の結果に応じて適切なサービスをご案内することでお客さまの病気を早期発見・早期治療し、お客さまの身体的・精神的・経済的な負担軽減をサポートするサービスです。もしもがんや生活習慣病にかかってしまった場合でも、より早く元の生活を取り戻していただくために、適切な治療をサポートする病院の紹介や、糖尿病重症化予防プログラムなどの様々なサービスを取り揃えています。
2017年11月より、青森県、岩手県、福島県、東京都、神奈川県、広島県をパイロット地域としてサービスの提供を始め、2018年には、順次サービスの提供地域を拡大していく予定です。
<<参考>>「スマホdeドック」について
「スマホdeドック」は、専用の在宅検査キットと、スマートフォンやパソコンから検査結果を確認できるWEBサービスを組み合わせることで、子育て中の専業主婦や自営業の方など健康診断を受診する時間がなかなか取れない方でも、気軽に素早く健康チェックを行うことができるKDDIが提供するサービスです (注1)。
2015年4月より、「生化学14項目血液検査サービス」、2017年1月より「胃がんリスクチェックABC分類」の提供を開始しています。
血液検査サービスでは、専用の検査キット「デメカル血液検査セットFF」を用いて0.065mlという微量の血液を採取し、専用検査センターに郵送すると、約一週間後にWEB上のマイページから、糖尿病の指標 (注2) などを含む14の検査項目結果を確認することが可能です。
さらに、検査結果に対する医学的見地からのコメントや、悪化要因・改善ポイントに関するアドバイス (注3)、自宅近くの病院や、疾患リスクのある病気に関する正しい情報を検索することができます。
TIME&SPACE:【検証】はじめてのセルフ採血♪「スマホdeドック」で血液検査してみた!