2016年9月20日
KDDIは、2016年10月3日より、「auの損害ほけん」の商品ラインナップの一つとして、au損害保険株式会社 (以下、「au損保」) を引受保険会社とする自転車向け保険「au自転車向けほけんBycle S」(注1) の提供を開始します。
「au自転車向けほけんBycle S」は、従来商品 (注2) (「au自転車向けほけん」) では「74才」である加入年齢上限を、「89才」にまで拡大した保険です。月々560円の保険料負担で、個人賠償最大2億円の補償や自転車のロードサービスなどを受けることができます。なお、ネット申し込みすることが可能な「自転車向け保険」において、89才までご加入いただける商品を提供するのは、損保業界初となります (注3) (注4)。
これにより、74才を過ぎても、健康で移動手段やスポーツとして自転車を運転したいという、「アクティブシニア」のお客さまに、安心して自転車をご利用いただくことができるようになります。
KDDIは、2016年4月より「auの損害ほけん」の商品の一つとして、74才までのお客さまを対象に「au自転車向けほけん」の販売を開始し、ネット申し込みに加えて、専用のコールセンター「auフィナンシャルサポートセンター」や、一部auショップでのKDDIの有資格者によるご案内を行ってきました。
その中で、75才以上のお客さまからも自転車保険への加入について、多くのご要望をいただいたことに加え、2015年における自転車乗用中の交通事故死の割合は65才以上の方が全体の約7割 (注5) と、依然として高い割合であること、また、自転車事故の加害者側に高額な賠償を命じるケースも発生していること (注6) などもふまえ、今回の提供開始に至りました。
なお、「au損保」では、2016年10月3日より、東京都および埼玉県と締結した「自転車の安全利用に向けた協定」(注7) に基づき、保険料収益の一部を寄付する制度を開始いたします。寄付金については、自治体での自転車の安全利用啓発活動やヘルメット着用普及のために利用される予定です。
KDDIおよびau損保は、お客さまのライフスタイルに密着したスマートフォンやPCから簡単にお申し込みいただける「au自転車向けほけん Bycle、Bycle Best」、「au自転車向けほけんBycle S」の提供を通じ、全ての世代のお客さまの安心・安全な自転車生活をサポートしていきます。
判決認容額 (注7) | 事故の概要 |
---|---|
9,521万円 | 男子小学生 (11歳) が夜間、帰宅途中に自転車で走行中、歩道と車道の区別のない道路において歩行中の女性 (62歳) と正面衝突。女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負い、意識が戻らない状態となった。(神戸地方裁判所、平成25 (2013) 年7月4日判決) |
9,266万円 | 男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた男性会社員 (24歳) と衝突。男性会社員に重大な障害 (言語機能の喪失等) が残った。(東京地方裁判所、平成20 (2008) 年6月5日判決) |
6,779万円 | 男性が夕方、ペットボトルを片手に下り坂をスピードを落とさず走行し交差点に進入、横断歩道を横断中の女性 (38歳) と衝突。女性は脳挫傷等で3日後に死亡した。(東京地方裁判所、平成15 (2003) 年9月30日判決) |
5,438万円 | 男性が昼間、信号表示を無視して高速度で交差点に進入、青信号で横断歩道を横断中の女性 (55歳) と衝突。女性は頭蓋内損傷等で11日後に死亡した。(東京地方裁判所、平成19 (2007) 年4月11日判決) |
4,746万円 | 男性が昼間、赤信号を無視して交差点を直進し、青信号で横断歩道を歩行中の女性 (75歳) に衝突。女性は脳挫傷等で5日後に死亡した。(東京地方裁判所、平成26 (2014) 年1月28日判決) |
詳細は別紙をご参照ください。
別紙:損保業界初! 70~89才を対象にした「au自転車向けほけんBycle S」提供開始