2016年6月29日
KDDIは、エリクソンと共同で省電力かつ広域なエリアカバレッジが必要なIoTデバイスに最適な通信規格「Cat-M1」および「NB-IoT」に対応するLow Power Wide Area技術 (以下、LPWA) の検証を実施しました。
LPWA技術の特長は、今後拡大が見込まれるIoT市場において、省電力かつ広域なエリアカバレッジに加えて、データ送受信時の負荷を抑えることでIoTデバイスに搭載するバッテリーの長時間駆動 (約10年) やモジュールの開発費を抑えることが期待される技術です。
今回の検証では、3GPPリリース13に基づくLPWA技術に対応したエリクソンのデモ装置を活用し、「Cat-M1」および「NB-IoT」の基本性能を検証し、IoT市場におけるさまざまなユースケースに適用できることを確認しました。
これにより、広範囲におよぶIoTアプリケーションの迅速かつ柔軟な展開に加えて、さまざまなユースケースを想定した最適なIoTサービスの開発が期待できます。
KDDIは、今後拡大が見込まれるIoT市場に向けて、LPWA技術の活用を積極的に検討していきます。