2016年5月24日
KDDIは、この度、日本放送協会 (以下、NHK) と共同で、KDDIの最大10Gbps (注) の超高速光回線を活用して、世界で初めて8K放送の多チャンネル伝送実験に成功しました。
将来的には、8K放送で同時に複数番組 (多チャンネル) を見ることができるほか、スポーツ番組などで、一つの映像と別角度の映像を同時に表示するマルチビューサービスの実現も可能となります。
KDDIは、2015年10月に、KDDIの直営店である「au SHINJUKU」で、最大10Gbpsの光回線をトライアルとして導入し、ストリーミング再生する8K超高精細映像の視聴ができるお客さま体感イベントを実施しました。
この度の8K放送の多チャンネル伝送実験では、KDDIの最大10Gbps光回線を活用して、NHK放送技術研究所から10チャンネル同時に送信した8K信号を、NHKが開発した受信機で安定的に受信することができました。
また、今後は、4K・8K衛星放送をケーブルテレビ回線や光回線網で同時再放送することを目指して、NHK、株式会社ジュピターテレコム (J:COM)、日本デジタル配信株式会社とケーブルテレビ回線や光回線による4K・8K放送の伝送に対応した小型の評価用受信装置を試作して共同で技術評価を進めます。
KDDIは、将来的に4Kや8Kをはじめとする映像コンテンツの大容量化が予想される中、様々なパートナーと連携して4K・8K放送の更なる普及促進に貢献していきます。
なお、2016年5月26日から5月29日の期間に開催されるNHKの「技研公開2016」にて、8K放送の多チャンネル伝送実験およびケーブルテレビ回線での4K・8Kの再放送の実験の様子が公開されます。