KDDI、衛星通信用のパラボラアンテナを活用して山口大学の宇宙観測研究に協力

このページを印刷する

~国内最大級の電波干渉計としてブラックホール探査研究をサポート~

  • KDDI株式会社

2016年1月26日

KDDIは、2016年1月より、KDDI山口衛星通信所にある2基の大型パラボラアンテナを活用して、国立大学法人山口大学 (以下、山口大学) のブラックホール探査を目的とした宇宙観測研究に協力します。

KDDI山口衛星通信所内には、2002年から山口大学が電波望遠鏡 (注) として利用している口径32mのパラボラアンテナがあり、この度、KDDIは、新たに電波望遠鏡への転用が可能な口径34mのパラボラアンテナを山口大学に提供します。
これにより、電波望遠鏡2台を同時に活用する高度な観測方法「電波干渉計」を実現でき、ブラックホール探査などの研究に重要な役割を果たすことが期待されています。

山口大学 時間学研究所の藤澤 健太教授は次のように述べています。
「今回使用する2台の電波望遠鏡は日本でもっとも大型の電波干渉計です。この電波望遠鏡を活用して、私たちの銀河系の中にあると考えられる、数多くのブラックホールの性質を調べられることを期待しています。」

KDDIは、今後も、通信技術を活用して人々の生活が豊かになるような取り組みを行っていきます。

  • 注)
    天体からの微弱な電波を受信して天体観測を行う望遠鏡。

  • ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。