米国Ossia社とのワイヤレス給電システムの共同開発およびCES2016での参考出展について

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■ワイヤレス給電技術「Cota」について

Ossia独自のワイヤレス給電技術です。従来の装着型電池とは異なり、最大約10m (注1) 離れても、最大1w (ワット) までの給電を行うことができます。

<ワイヤレス給電イメージ図>

<特長>

  • 2.4GHz帯の無線 (Wi-FiやBluetoothと同じ周波数帯) を用いる電波伝送方式にて、複数且つ広範囲の給電が可能です。
  • 障害物がある場合や、受電側が移動している場合でも給電することができます。
  • 受電側のレシーバーは非常にローコストで実装できるため、IoTデバイスに適しています。
  • デバイスメーカーや開発者向けには、チャージャー (送電) やレシーバー (受電) だけでなく、給電を操作するためのクラウドやモバイルアプリケーションの開発までを含む、総合的なプラットフォームを提供します。

■CES2016の出展について

米国、ラスベガスで行われる「CES (Consumer Electronics Show) 2016」に参考出展します。

  • CES2016について
    会期: 2016年1月6日~2016年1月9日
    OssiaおよびKDDI展示場所: Tech West, Sands Expo, Level 2, Halls A-C-72971
    詳細は新規ウィンドウが開きますこちらからご確認ください
  • 出展内容について
    以下のデモンストレーションを実施します。
  • [1]
    ワイヤレス給電
    スマートフォンのバッテリーケースとIoTデバイス内のバッテリーをワイヤレスに給電します。デバイスごとの給電状況をスマートフォンアプリで確認したり、給電のON/OFFを制御することが可能です。
  • [2]
    認証給電
    スマートフォンアプリから、スマートフォン固有のIDである「au ID」を用いて、チャージャーが給電するデバイスを設定・登録すると、認証されたデバイス (スマートフォンのバッテリーケース) については給電が行われますが、認証されていないデバイスに対しては給電を行いません。
  • 注1)
    Ossiaの公表数値であり、理論上の数値です。

■<参考>市場環境について

インターネットに接続されている機器の数は年々増加しており、3年後の2018年には、IoTデバイスの設置台数は国内市場で9億台になるとも予測されています。(注2)

また、スマートフォン利用に関する利用者の満足度についての調査結果 (注3) では、「バッテリーの持ち」に関しての不満が多く見受けられ、今後のIoTデバイスの増加も踏まえると充電時間や場所を選ばないCotaのようなワイヤレス給電には、大きな潜在ニーズがあると考えています。

メインで利用しているスマートフォンの満足度

海外のワイヤレス給電の市場規模に関する調査 (注4) においても、ワイヤレス給電レシーバーを搭載したデバイスの普及は2013年には2000万台に過ぎなかったものの、各社から相次いでウェアラブル端末が発売されたことを契機に2014年以降加速度的に普及しており、2015年のレシーバーデバイスの普及台数は1.66億台、市場規模は17億ドルにまで拡大すると見込まれています。

■<Ossia, Inc.について>

会社名: Ossia, Inc.
所在地: 米国、ワシントン州、レドモンド市
代表者: Hatem Zeine (CEO)
設立年月: 2008年9月
事業内容: ワイヤレス給電技術「Cota」の提供
URL: 新規ウィンドウが開きますhttp://www.ossiainc.com/

■KDDI Open Innovation Fundについて

「KDDI Open Innovation Fund」は、KDDIとグローバル・ブレイン株式会社により、国内外の有望なベンチャー企業に出資を行うコーポレート・ベンチャーファンドです。KDDIの持つ多くの企業との幅広いネットワーク、マーケティングスキル、「auスマートパス」をはじめとする各種サービスとの連携により、投資先企業の成長を強力に支援します。

また、米国においてはサンフランシスコを拠点とし、最新の技術や斬新なビジネスモデルを持つスタートアップ企業に対して出資検討を行っています。Ossia社に対しても、2015年1月に資本提携を行いました。
出資した企業が日本へ進出検討を行う際には、ビジネス開発、マーケティング、ローカライズなどの幅広い支援を行っていきます。

「KDDI Open Innovation Fund」に関する情報は、下記公式ホームページからもご確認いただけます。
新規ウィンドウが開きますhttp://www.kddi.com/ventures/koif/

  • 社名および商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標です。

  • ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。