タフスマホへのリニューアルで、ビッグデータに裏付けられた警備システムをさらに活用

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より「正確」、「迅速」、「強力」な質の高い警備サービスを提供

  • 綜合警備保障株式会社
  • KDDI株式会社
  • パナソニック システムネットワークス株式会社

2015年9月8日

綜合警備保障株式会社 (本社: 東京都港区、代表取締役社長: 青山 幸恭、以下「ALSOK」) は、KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 田中 孝司) の通信サービスを活用して運用している「隊員指令システム」のモバイル端末を、パナソニック システムネットワークス株式会社 (本社: 東京都中央区、代表取締役社長: 片倉 達夫) 製の「タフパッド FZ-X1 (5型頑丈タブレット)」等へリニューアルを行い、より高度な警備サービスをお客様へ提供します。「タフパッド FZ-X1」の導入台数としては国内最大の規模となります。

今回のタフスマホへのリニューアルにより、従来の文字情報と音声による通信に加え、画像による操作ナビゲーションや警備機器のマニュアルや操作方法を表示することも可能となるため、現場の対応力を向上させ、今まで以上に高品質な警備サービスを提供します。
ALSOKのガードマンは、台風による強風や洪水により浸水した場所など、過酷な環境へ急行しなければならない場合が多々あり、通常のスマートフォンでは活動が限定されてしまうため、頑丈な端末への移行が求められていました。このたびのタフスマホの導入により、これら悪条件の下でも支障なく警備対応ができるようになるとともに、ガードマンが受傷事故防止のために身につけている防刃手袋を外すことなくタッチパネルを操作できます。また外国語翻訳機能により、今後増加が見込まれる外国人向けのサービスにも対応します。今後はテロ行為や凶悪化する犯罪に備え、要注意人物の画像認識による確認や急病人や要介護者等に対応すべく、ICT化を備えたガードマンの必須アイテムとして活用します。

ALSOKでは、勘と経験による人の判断ではなく、「ビッグデータに裏付けされた情報をもとに、最寄りのガードマンへ指示を出す」という警備システムを採用しています。この警備システムは、オフィスや個人宅等の警備先からの警報をガードセンターが感知すると、現場に一番近いガードマンをモバイル端末のGPS機能により自動的に決定し、モバイル端末へ「直行指示」を飛ばす『隊員指令システム』と、ALSOKに蓄積された情報をもとに、警察・消防および緊急連絡先等への適切な連絡など、次に起こすべき行動を導く『監視ナビゲーションシステム』の2つを組み合わせたものです。
既にALSOKが実証実験を開始している「ALSOKゾーンセキュリティマネジメント (R)」では、ガードマンが身につけたウェアラブルカメラや、画像解析を行うデータセンターと連携し、通行者の中から迷惑者リストに該当する人物を検出してタフスマホへ通知したり、急病人が発生した際には遠隔地にいる医療スタッフをタフスマホで呼び出し、映像や音声を共有しながら一次対応を行う等を検討しています。このように、ウェアラブルカメラとタフスマホを身に着けたガードマンが、走行型警備ロボットやドローン (無人飛行機)、監視カメラ、センサーなどの機器と連携して動く「ALSOKゾーンセキュリティマネジメント (R)」と「隊員指令システム」を複合的に運用することで、新たな都市空間セキュリティを実現します。

<参考>

「隊員指令システム」

「ALSOKゾーンセキュリティマネジメント (R)」


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