2015年5月7日
KDDI株式会社、株式会社KDDI研究所 (本社: 埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長: 中島 康之、以下 KDDI研究所)、三重県桑名市 (以下 桑名市) は、2015年5月中旬より、経済産業省「大規模HEMS情報基盤整備事業 (注1)」において、電力ビッグデータを活用した実証事業を開始します。
経済産業省の「大規模HEMS情報基盤整備事業」では、KDDIを含む4社を幹事企業とするコンソーシアムが連携し、2014年9月の事業開始以降、各家庭の電力データを一元的にクラウド管理する情報基盤システムを構築するとともに、全国約1万4千世帯のモニターに対してHEMS (Home Energy Management System (注2)) の導入を行ってきました。
KDDIと桑名市は、2015年5月中旬より、全国の約1万4千世帯のモニターから得られる電力ビッグデータを活用し、「電力の見える化」や「節電アドバイス」を行うほか、「テレビのデータ放送との連携サービス」や「高齢者の見守りサービス」、「地域商店街への来店促進サービス」など、暮らしを便利で豊かにする生活支援サービスを、各サービス提供事業者 (注3) を通じて順次提供していきます。
電力ビッグデータの分析は、KDDI研究所独自 (注4) の解析技術を活用します。電力消費パターンの統計解析により、子どもや高齢者有無などの世帯属性や、起床や就寝に関するライフスタイルや状況などを推測することができるため、各家庭の特徴に合わせた節電アドバイスやサービス提供が可能となります。
また、KDDI研究所は、安心してご利用いただくため、電力データの提供を制御する機能「プライバシーポリシーマネージャー (注5)」を提供します。モニターが各自で設定するプライバシーポリシーに従って電力データの提供を制御し、プライバシーを保護することが可能となります。
KDDI、KDDI研究所、桑名市は、本実証事業を通じて、HEMSの普及による省エネ・ピーク対策に貢献するとともに、電力ビッグデータを活用した、便利で豊かな社会の実現を目指していきます。
詳細は別紙をご参照ください。
別紙:三重県桑名市における「大規模HEMS情報基盤」を活用した実証事業の開始について