2014年10月16日
KDDIは、本日、2012年度の当社事業活動全般に関わる温室効果ガス排出量を公表しました。今回、国際標準であるGHGプロトコル (注1) に基づき、国内通信事業者として初めて、サプライチェーンに関わる温室効果ガス排出量を表す「スコープ3」の全項目に対応しました。(注2)
GHGプロトコルでは、温室効果ガス排出量の算定基準を、企業活動による直接排出を表すスコープ1、エネルギー利用による間接排出を表すスコープ2、サプライチェーンに関わる排出量を表すスコープ3の3つに分類しており、製造業を中心にスコープ3の導入が進んでいます。
KDDIは、2012年度分に関して、2013年8月にスコープ1、2およびスコープ3の一部 (カテゴリ6、7) を公表していますが、今回の対応により、当社の事業活動領域全てに関わる温室効果ガス排出量を開示したこととなります。
スコープ3への対応により、サプライヤーからの製品調達やお客さまへの商品・サービスの販売等に至る全ての事業活動領域での環境負荷対策を講じることが可能となるため、再生可能エネルギーの利用促進や経営コスト削減等に貢献します。また、グローバルスタンダードに準拠した情報開示により、投資家等のステークホルダーに対する企業プレゼンス向上が期待できます。
KDDIは、2012年度より低炭素社会、循環型社会、生物多様性の3つを重点課題とする環境保全5ヵ年計画「KDDI GREEN PLAN 2012-2016」を進めており、環境に優しい通信設備の活用やトライブリッド基地局の展開、社有遊休地を活用したメガソーラープロジェクトの推進等により、環境負荷軽減への各種取り組みを行っています。今後も、グローバル企業としての重要な責務である地球環境保護に貢献するため、最新技術等を活用しながら、環境に配慮した取り組みを進めていきます。
詳細は別紙をご参照ください。
別紙:国内通信事業者初! 温室効果ガス排出量の開示に「スコープ3」を適用