No.2014-170
2014年10月3日
KDDIは、組み込み開発者およびWeb開発者向けのクリエイティブプラットフォームとして、近距離無線通信機能を備えた様々な電子機器との連携が可能なFirefox OSをベースとした開発ボード「Open Web Board」と、PCブラウザ上の操作だけで容易に電子機器同士の連携プログラミングが可能なアプリケーション開発ツール「Gluin」を開発しました。
なお、今回開発した「Open Web Board」と「Gluin」は、Mozilla Japan(本社: 東京都港区、代表理事 瀧田佐登子)が2014年10月5日に開催する「Mozilla Open Web Day in Tokyo (千代田区)」において展示およびデモンストレーションを実施します。
「Open Web Board」は、KDDIが2014年10月下旬以降順次開催する開発者向けイベントにて、無償提供 (注) し、「Gluin」と併せてご利用いただける予定です。
また、「Open Web Board」と「Gluin」の提供に先立ち、KDDIが開催する開発者向けイベントに関する詳細情報発信や、開発者間での電子機器やプログラミングに関するアイデアの共有を目的としたコミュニティサイト「au Firefox OS Portal Site (http://au-fx.kddi.com/)」を2014年10月5日より、開設します。
「Open Web Board」は、Bluetooth (R) Low Energy (以下 BLE) をサポートしたことにより、市販される様々なBLE対応センサー機器との接続も可能としたスティック型の開発ボードです。さらに市販のZigbee (R) 通信モジュールを接続することで、幅広い組み込み電子機器との連携が可能です。
「Gluin」は、「Open Web Board」やmbed (TM) 機器 (ARM (R) 社、英国) に代表される様々な組み込み型機器をWeb上で一元的に管理し、これらの機器間が連携するプログラミングをグラフィックベースで行うことができるアプリケーション開発ツールです。これにより、普段Webプログラミングなどに携わっていない方でも、容易に機器間連携のプログラミングをお楽しみいただけ、より自由なアイデアの具現化をサポートします。
KDDIは、Mozilla Corporation (本社: カリフォルニア州マウンテン・ビュー、CEO: クリス・ビアード) が提唱するオープンなモバイルプラットフォームFirefox OSを活用して、PCやスマートフォンに限らず家電製品などを、Web技術でつなげることで、これまでにない新たな価値を開発者と共に創出していきます。
KDDIは今後も、Firefox OSをベースとして、Web技術による機器間連携のプログラミングおよび新しいWebデザインの考え方をテーマにしたハッカソンやアイデアソンイベントを順次開催する予定です。