災害に強いグローバルネットワーク構築に向けて「千倉第二海底線中継所」を新設

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2014年3月6日

KDDIは、大規模災害への備えとして、通信サービスの事業継続性を高めるため、米国およびアジア向けの国際通信においてハブとなる千葉県南房総市に、新たに海底ケーブル陸揚局「千倉第二海底線中継所」を開設します。

「千倉第二海底線中継所」は、大規模震災発生時でも津波の影響を受けない海抜約28mの高台エリアに位置します。現在、同市に設置している「千倉海底線中継センター」が米国・アジア向けの国際通信において重要なハブ拠点としての役割を果たしていますが、大規模震災に備えたBCP(注)対策強化のため、津波の被害を受けず、かつ万一の被災時にもネットワークの早期復旧が図れるよう、新たな海底ケーブル陸揚局を開設します。今後、BCP拠点としての役割を果たしながら、爆発的なインターネット通信需要の拡大や金融機関等のお客さまから要望の高い大容量かつ低遅延のネットワーク需要にも対応するため、米国・アジア向けの回線運用を実施していきます。

KDDIは、国際通信網のBCP対策として、米国・アジア向けの光海底ケーブルの他、ロシアを経由して欧州に至るケーブルルートや衛星ネットワークの活用等により、災害等における国際通信の継続性確保を図っており、引き続き、安心・安全な通信サービスの提供に努めていきます。

「千倉第二海底線中継所」の概要は以下のとおりです。

施設名 千倉第二海底線中継所
所在地 千葉県南房総市千倉町内
耐震強度 震度7に対応
海抜 約28m
電源設備 2系統受電、ガスタービン式自家発電機
開設予定日 2014年4月30日

〈参考〉 主な国際海底ケーブルシステムの概要図

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注) BCP: 事業継続計画 (Business Continuity Plan) の略。


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